NHKマイルC


◎⑫ラインクラフト
○②ペールギュント
▲④アイルラヴァゲイン
△⑱インプレッション
△⑪マイネルハーティー
△⑰イヤダイヤダ
△③セイウンニムカウ


先週(天皇賞)も大混戦だったけど、今週も上位馬に一長一短があって、何やら一筋縄では治まらないムード。
本来ならトライアルのNZT組に重きを置くべきだが、中山で施行されるようになった2000年以降勝ち馬の連対は2003年に②着が一回あるのみで、本番で連対した3頭はNZTで⑦④⑭着と入着すら果たしていない馬が2頭もいた。
つまり、トライアルと本番での結びつきは“低い”と考えるのが妥当な線で、◎○▲は別路線組から狙った。
ラインクラフト桜花賞を過去10年で最速のタイムで勝っていて、これは昨年のダンスインザムード(天皇賞②着、マイルCS②着)を上回ることを示し、そのダンスを物差しにすれば当然牡馬相手でもという裏付けは可能。
長距離輸送は初めてだが、気性面に不安はないのでそう神経質になる必要もないはず。
チャンスは十分だ。
ペールギュントは近年台頭が著しい“クラシック路線”組。
ここ2戦は入着にあと一歩の位置に踏み留まっているが、1600mでは重賞2勝を含む[2・0・2・0]の抜群の相性を残し、府中も東京スポーツ杯(G3)②着と既に結果を残しているのは頼もしい限り。
鞍上の武豊然り条件はきれいに整っているので、不利さえなければ上位進出は濃厚と見る。
アイルラヴァゲインマイルC施行以来1600m以上の距離で連対経験のない馬は一頭も来ておらず、データ上の不利は大きいが、ラスト1ハロンで突き放したマーガレットSの内容が何とも魅力的。
父(エルコンドルパサー)が圧勝した舞台とあっては不安より期待のほうが大きいだろう。
上位はここまで。
NZTの上位組インプレッションマイネルハーティーイヤダイヤダは抑えの評価とする。
セイウンニムカウは一押しできるだけのセールスポイントには欠けるものの、発馬で不利のあったNZTは度返しできるし、府中にも実績[1・0・1・0]があるだけになかなか侮れない面も。
抑えにはマークしておきたい。
ビッグプラネットは将来的にG1馬になり得るだけの相当な資質を秘めているが、現状では気性面の成長が急務。
創設以来逃げ切りは一度としてないし、思っている以上に府中の直線は長いだろう。

  • 結論 【馬連】⑫−②④⑱⑪⑰③、②−④