評価・・・★★☆☆☆

「金色の螺旋」はイントロからして“いつもと違うぞ”って雰囲気は伝わってくるけど、やっぱり箱の中身もそうでした。
“らしくない”と言えばそれまでだけど、歌詞が抽象的でダークだし、奏でる音も今までになく攻撃的な印象を受けます。
決して嫌いではないけど、彼らの“本当の良さ”を十分に発揮されていないという点で不満は残ります。
一方両A面となる「美しき儚きかな」は、彼らのアイデンティティの一つである“温かさ”、大袈裟に言えば“愛情”が感じられる一曲。
ただ6分を超える曲の長さが少々ネックなのかも。
ならば三曲目の「悲しみ色」が一番オススメ。
キャッチーなメロディーとストレートな歌詞、“単純明快ロック”こそ彼らの最大の持ち味という気がします。