スプリンターズS(Ｇ１)

…①ビーナスライン【最内枠どう捌く】全6勝のうち函館と札幌で5勝を挙げる完全な“北巧者”。前2走33秒台の末脚を駆使しており切れ味は屈指だが、坂と最内枠攻略が最大の課題。
…②タガノバスティーユ【古馬と差大きく】500万→重賞と連勝したように1200mは得意。ただ、その勝ち時計は遅く1分9秒台。前走の北九州記念も完敗しており、まだ力の差ありそう。
…③レザーク【持ち時計に不安】英国のスプリントG1を2連勝。2度ともテイクオーバーターゲットを退けている。ただ持ち時計は1分11秒台。海外遠征も初となり不安の方が大きいか。
…④メイショウボーラー【暫く勝ち星なく】芝も走れることは重賞2勝、NHKマイルC③着などで周知の通り。ただ昨年2月のダートG1勝ち以降勝ち星がなく、芝は⑯⑭⑦着。一変はどうか。
△⑤シーイズトウショウ【スプリント女王】1200mの重賞5勝、初代サマースプリント王座を射止めるなどとにかく目下の充実ぶりが目立つ。桜花賞2着があれば案外坂はこなせるかも。
…⑥ゴールデンキャスト【Ｇ１入着までか】今期はOP特別2勝、58キロを背負った北九州記念でも2着と順調さではヒケを取らない存在。ただG1では⑪⑪⑥⑦⑧とパンチ力不足は否ない感。
○⑦オレハマッテルゼ【春の短距離王者】高松宮記念制覇に続き京王杯でも圧勝しており、能力は間違いなく“一線級”。鉄砲も②⑤①①①着と不安なく、ここも当然首位争いへ。
…⑧キーンランドスワン【往年の切れなく】05年の高松宮記念②着、スプリンターズS⑤着馬だが、今期は前2頭から大きく離された交流重賞の4着が最高実績。往年の切れは望めない。
…⑨ベンバウン【経験は直線のみ】今期は②②②②①着と連を外しておらず、4走前は⑬と鼻差の勝負を演じている。ただ直線競馬しか経験がなく、右回りにも不安を抱えている。
…⑩ブルーショットガン【時計要さないと】函館SS、キーンランドCと何れも僅差の圏内におり能力は健在。38戦と最もメンバー中1200mに出走歴があるが、最高でも1分8秒台。道悪希望。
…⑪タマモホットプレイ【坂は割引材料で】何とか天気はもちそうな感。末脚勝負の同馬にとって朗報だが、2つの重賞勝ちは何れも京都と平坦コースを得意としている印象。坂が課題。
…⑫シンボリエスケープ【現状1400ベスト】重賞勝ちはないが今期は掲示板を外しておらず成績は安定。1200mで準OPを勝っており守備範囲には違いないが、[3･2･0･0]の1400mがベスト。
◎⑬テイクオーバーターゲット【百万ドルに王手】豪州流の調教代わりだったセントウルSで②着。鼻を奪おうかという速力は目を引いた。当初から目標はここ。100万ドルのボーナスに王手。
▲⑭サイレントウィットネス【昨年覇者侮れぬ】今期は⑦③②⑨着と不調から抜け出せずにいるが、じっくり充電し、昨年G1制覇を果たした当レースに再び照準を合わせてきた。警戒必要。
△⑮ステキシンスケクン【千二も外枠なら】揉まれ弱いタイプだけにこの枠は願い通り。重賞を2勝している1600mがベストだが、同型の少ないここなら案外スンナり粘り込めるかも。
△⑯チアフルスマイル【決手なら負けぬ】8勝中7勝が平坦コースと坂のある中山では楽観視できないが、1200m[4･1･0･1]は魅力だし、前走の末脚も強烈。展開が嵌まれば上位まで一考。

【買い目】馬 連　⑬−⑦⑭⑤⑯⑮