COLORS

COLORS

もう自分には夢の無い絵しか描けないと言うなら
塗り潰してよ キャンパスを何度でも
白い旗はあきらめた時にだけかざすの
今のわたしはあなたの知らない色


「宇多田の曲で何が一番好き?」
って聞かれたら、これを回答する人は意外と少ないのではないでしょうか。
“良い”曲には違いないんだろうけど、絶対的な何かが不足しているような気がします。
でも“言葉遣い”というか、歌詞のユーモアセンスにはとにかく感心させられますね。


黒い服は死者に祈る時にだけ着るの


一歩間違えば浮いてしまうようなこんな歌詞を、違和感無くさらっと溶け込ませてしまうあたり、やはり彼女は只者ではないようです。