函館記念(GⅢ)

◎⑪ワイルドスナイパー
○④ブルートルネード
▲⑦ウイングランツ
△②エアセレソン
△⑥グランリーオ

【全馬考察】

…①テイエムジェネラス→先行力を活かして粘り込むのが身上で、ステイヤーズSであわやの3着に粘ったようにスタミナは十分。ただ2000mともなるとさすがに決め手も欲しい感。
エアセレソン→息の長い末脚がセールスポイントだけに果たして小回りでどうかだが、脚質に自在性のある馬。それ程気にしなくていいだろう。56.5キロも適量と思うし、大崩れは考えにくい。
…③ブリットレーン→条件戦を連勝し天皇賞に挑戦したように力を付けていることは確かだが、勝ち星はすべて2200m以上という典型的なステイヤータイプ。函館にも良績はない。
ブルートルネード→今年に入って①②①②着とまさに充実一途の上がり馬。決して道悪は得意ではないだけに、巴賞の好走はそれだけデキがいいことの証明だろう。54キロも恵まれた斤量だ。
…⑤エリモハリアー→道悪巧者を存分に活かしきった巴賞の競馬。元々夏場に良績が集中している馬でもある。ただ巴賞の勝ち馬は本番ではことごとく敗れており妙味は薄い感。
グランリーオ→巴賞は不良馬場で持ち味を削がれてしまったが、今期3勝を挙げ、エプソムCでも2着した目下の勢いを見直す番。喉の持病や実績のない2000mなど不安もあるが、展開的には有利。
ウイングランツダイヤモンドSは51キロが効いた感じだが、目黒記念でもオペラシチー相手に大外を回って接戦の2着に持ち込んでおり地力は最上位。2000mも早めに捲っていけば対応可能。
…⑧ナスノストローク→最軽量51キロ。前走は前が壁になり完全に脚を余しており参考外だが、今期の2勝は共に左回り、距離も重賞も初となるなどマイナス材料が目立つ感。
…⑨ハギノハイグレイド→ダートでは重賞3勝、GⅠでも2〜3着の実績を誇る実力馬だが、今期の2走がまるっきりの不振だし、55キロでも芝での一変は考え難いところ。※出走取消
…⑩マチカネメニモミヨ→芝ダート問わないのは巴賞の結果(0.2秒差の3着)が示す通りだが、エプソムCでは二桁着順に終わっているように展開には注文が付くタイプ。
ワイルドスナイパー→函館【3・3・1・0】、3着は昨年の函館記念クラフトワークと0.2秒差に敗れたもの。今年も据置きの53キロだし、相手も楽。落ち着いた流れが予想されるだけに展開もピッタリだ。
…⑫タイガーカフェ→昨年の当レースでワイルドスナイパーと鼻差4着。計算上はここでも通用の目方だが、今期は⑥③⑥⑤⑤着と勢いがいまひとつ。連までは厳しい感。
…⑬スプリングシオン福島テレビOPで度肝を抜く中央初勝利。ワンペースで走る馬で流れも丁度良かったよう。ただ4走前に51キロのハンデだったのが今回は54キロ。条件は厳しいか。


‐結論 【馬連】⑪−④⑦②⑥、④−⑦