セントライト記念(G2)

ダービー入着組を一蹴、フサイチアウステルの上昇力

【見解】
道悪となった三田特別こそ案外の結果に終わったが、続く九州スポーツ杯で4角先頭の積極策から古馬相手を完封したフサイチアウステル。所謂強い相手の対戦は初めてとなるが、元々素質を高く評価されていた馬で、出走距離は全て2000m以上、2500mの中京では後続を圧倒しているように距離適性ではむしろ優位の見方も。過去10年で連対馬の半数が条件戦からの臨戦過程だったことからも劣勢の向きは感じられない。主役に推す。ダービー4、5着のアドマイヤフジマイネルレコルト。この両者は皐月賞でも僅かな着差で並んでいたように実力は拮抗。脚質の柔軟性からマイネルを上位としたが、アドマイヤにしてみれば賞金的に是が非でも権利獲りを狙いたいレース。強力な実績馬ということには変わりはないだろう。穴として面白いのが、ピサノパテック。500万を頭差で勝ち上がったばかりだが、未勝利勝ちを境に気持ちがグンと前向きになっており、前残りの流れになればより一層の警戒が必要に。他では、距離がどうかも前走の勝ちっぷりが非常に良かったトップガンジョー、勝負強さがセールスポイントのコンラッドを押さえにマークしておきたい。

【買い目】
馬連)⑦−⑥③②⑫⑨、③−⑥