JCダート・データ分析

過去5年の連対馬の傾向を探った。

1.【実績】日本の連対馬9頭は年内に古馬(芝ダ問わない)混合の重賞勝ちがあり、尚且つ下記の何れかの実績があった。なお、3歳馬については、古馬混合重賞に出走機会が少ないことも考慮し、連対があればギリギリセーフとしておきたい。

Ⅰ.ダートGⅠ勝ち(5頭)
Ⅱ.芝GⅠ勝ち+ダート重賞連対(2頭)
Ⅲ.年内ダート重賞4勝+ダートGⅠ③着(1頭)
Ⅳ.GⅠ出走経験なし、年内ダート重賞1勝+年内ダート全3着以内(1頭)

ただし、Ⅲ及びⅣについては事例が少ないこともあり、下記の条件を満たしていればデータ上クリアと判断しておきたい。

Ⅲ.年内ダート重賞3勝+ダートGⅠ5着以内
Ⅳ.GⅠ出走経験なし、年内ダート重賞1勝+年内ダート全5着以内


シロキタゴッドラン古馬重賞×、GⅠ実績×
サンライズバッカス古馬重賞◎、GⅠ実績×(ダ重賞1勝+ダGⅠ②)
ユートピア古馬重賞◎、GⅠ実績◎(南部杯①)
タイムパラドックス古馬重賞◎、GⅠ実績◎(JCD①)
スターキングマン古馬重賞×、GⅠ実績◎(東京大賞典①)
シーキングザダイヤ古馬重賞×、GⅠ実績△(GⅠ2着3回あり)
ハイアーゲーム古馬重賞×、GⅠ実績×
カネヒキリ古馬重賞○(武蔵野S②)、GⅠ実績◎(ダービーGP①)
サカラート古馬重賞◎、GⅠ実績◎(ダ重賞3勝+ダGⅠ④)
パーソナルラッシュ古馬重賞◎、GⅠ実績◎(ダービーGP①)
ジンクライシス古馬重賞×、GⅠ実績×
アジュディミツオー古馬重賞×、GⅠ実績◎(東京大賞典①)
ヒシアトラス古馬重賞◎、GⅠ実績×(ダ重賞1勝+ダGⅠ③)


2.【前2走】日本馬については前2走で5着以内+勝ち星があることが条件。例外は02年の連対馬で、この2頭についてはそれぞれ前2走で芝かGⅠレースに連続して出走しており、このパターン以外は消しと判断しておきたい。なお、外国馬については連対が僅かに一回だけだが、3着のロードスターリング(00)も含めると、前2走で5着以内+一度は連対していることが共通事項。強引だが、これを参考としたい。


シロキタゴッドラン→× OP③OP⑬
②(外)ラヴァマン→× ③⑦
サンライズバッカス→◎ GⅠ②GⅢ①
ユートピア→◎ GⅠ①GⅠ②
タイムパラドックス→◎ GⅠ③GⅠ①
スターキングマン→× GⅡ④GⅢ③
シーキングザダイヤ→◎ GⅠ②GⅠ⑥(2走ともGⅠ)
(外)タップデイ→◎ ③①
ハイアーゲーム→◎ 芝⑬芝③(2走とも芝)
カネヒキリ→◎ GⅠ①GⅢ②
サカラート→◎ GⅡ①GⅠ④
パーソナルラッシュ→GⅠ⑤GⅠ⑤(2走ともGⅠ)
ジンクライシス→× GⅢ②1600万②
アジュディミツオー→× GⅡ③GⅢ④
⑮(外)エキセントリック→× ⑧⑧
ヒシアトラス→× OP④GⅢ③


3.【勝利数】日本馬については芝でGⅠ勝ちがあった馬(2頭)を除きダートで8勝以上の実績があった

この条件に合致するのはタイムパラドックス(15勝)とサカラート(8勝)の2頭のみ。


4.【結論】勝利数の条件をクリアしたサカラートタイムパラドックスによる争い。前走の敗戦で人気を落としているサカラートに妙味があり、ここは絶好の狙い目となりそうだ。こちらを本命とした。カネヒキリは3歳馬苦戦の傾向や古馬相手に重賞勝ちがないことから敢えて3番手評価に。以下条件をクリアしたパーソナルラッシュタップデイユートピア、更には年内にGⅠ2着3回の実績があるシーキングザダイヤを特例として付け加えておきたい。

【買い目】馬 連⑤−⑪、⑩−⑪、⑤−⑩、⑪−⑫、⑧−⑪、④−⑪、⑦−⑪