2005邦楽LOVER賞

【新人賞】ケイタク

小さな光

小さな光

 ケイタクはアコギを基調としたシンプルで飾り気のないタイプで、他との比較上ではとっても地味に映るんだけど、だからこそ歌詞の暖かみがフィルターを通さず直に“力”となって聴き手に伝わっきて、とても味わい深い楽曲に仕上がっています。さすがにCDTVのランキングでも初登場90位台がやっとこさの順位では(新人)大賞は挙げられないけど、来年以降かなりのステップアップが望めるアーティストには間違いなさそうです。
 
 さて、その他“新人”についてですが、受賞規定である①シングル購入率50%以上②レビュー平均点数3.0以上を満たしていない例が多くほとんどが対象外に。高橋瞳は平成生まれで初めてオリコン首位を獲得し話題になりましたが、2ndシングルの「evergreen」を無情にも1点の評価。正直この評価は今振り返ると厳しすぎましたね。反省。Kはデビュー曲の「over...」がヒット。美声の持ち主であることは確かだけど、それを唯一無二の武器にするまでの魅力はどうか。中小はあっても“大”ヒットには結びつかない可能性大です。YUIもデビュー曲の「feel my soul」がヒット。文字どおりその曲からは彼女の強い意志、熱いものを感じたけど、最近はどうも不安定な歌唱力が真っ先に引っ掛かってそれ以上は突っ込めない状況。WaTはジャニーズにはない手作り感があってそこが一番の売りなんだけど、カップリングの曲を聴いた限りではストックの残に少々不安が。次作が最大の試金石になりそうです。THC!!はデビュー作が良かっただけにその後は尻すぼみの状況。K同様強い個性の発揮が待たれます。AAAは男女混合の“準アイドル”系ダンスユニットということでキャラクターは確立。認知度が増せば自ずと人気は出てきそうだし、来年は飛躍の年になるかも。三浦大知は受賞規定こそ満たしているんだけど、今ひとつインパクトは薄め。年齢と声はアイドルなんだけど、見た目はそうとは言い難いし、そんな曖昧なポジショニングが乗りきれない大きな理由だったり?

【期待賞】オーノキヨフミ

新宿西口摩天楼

新宿西口摩天楼

 オーノキヨフミはこれまで全くノーマークの人物で、試聴(サビだけ)で気に入ってCD買ってみたら予想以上にメチャクチャ良くて、いっぺんに嵌まってしまいました。確かにカップリングを聴いた限りではちょっとムラもありそうだけど、「新宿西口〜」レベルの作品を今後もコンスタントに発表できればかなり面白いアーティストに発展していきそう。素晴らしい楽曲を発表し、尚且つ今後に期待を抱かせる将来有望なアーティストとして今年は彼を推薦しておきたいです。

 ちなみに、詳細は省きますが、他に来年躍進が見込まれるアーティストとして、BEET CRUSADERS加藤ミリヤの名をとりあえず挙げておきたいです。

【特別賞】AI

Story

Story

 CDTVのシングルランキングを元にした当ブログの年間チャートで1位を獲得したのがAI。シングルの購入率(3枚中1枚購入)が規定の50%に満たなかったため特別賞という扱いにしましたが、僕もこの曲は好きだし、本職であるHip HopなAIの姿を今度は見てみたいです。

【特別賞】DO AS INFINITY

TAO

TAO

 レビューではいつも2点という低得点を付けてしまい恐縮なんだけど、好きなアーティストだっただけに彼らの解散はちょっと残念です。でも「TAO」の歌詞が示すようにこれは前向きな別れであり、お互いの発展のためなら仕方ないかなの感。別々になっても引き続き応援していきたいです。


★【2005シングルBest10】
10位 487P

四次元 Four Dimensions

四次元 Four Dimensions

9位 490P
花

8位 503P
*~アスタリスク~

*~アスタリスク~

7位 525P
ラヴ・パレード

ラヴ・パレード

6位 575P
Dreamland

Dreamland

5位 606P
NO MORE CRY

NO MORE CRY

4位 635P3位 850P
さくら

さくら

2位 859P
ツバサ

ツバサ

1位 1110P
Story

Story

☆【2005アーティストBest5】
1位 ORANGE RANGE 2412P
2位 AI      1110P
3位 中島美嘉   1036P
4位 アンダーグラフ 905P
5位 ケツメイシ   856P