京王杯SC


…①ロードフラッグ→休み明けの谷川岳Sが0.4秒差の⑥着なら及第点だが、OP→GⅡ。9歳馬の一変は想定し難い。
…②トールハンマー→準OPの①②着は何れも府中の1400m。得意条件だけに注意は怠れないが、さらに相手強化となるここで連絡みまでは厳しい感。
グレイトジャーニーダービー卿CTの勝ちっぷりは見事。いかにも一瞬の切れ味は中山向きだが、府中でも東京新聞杯③着があるように本格化した今なら十分対応可能。勢い重視。
テレグノシスNHKマイルC①着、安田記念②着、京王杯SC①着、毎日王冠①着。今さら言うまでもないが府中の鬼だ。昨年は③着だったが、今年は当馬58キロ据置きに対し、②着のオレハマッテルゼは57→59キロ。斤量の比較で有利だし、実績的にこのメンバーなら一枚上の存在。雨の心配もやや重までなら全く心配ないだろう。中心視。
…⑤ローエングリン→前走試みた控える競馬が実を結ぶかは別として、近走⑰⑰⑭⑤⑧着の成績はいただけない。ガラリ一変まではどうか。
ネイティヴハートオーシャンS①着どころか高松宮記念でも0.3秒差⑤着に健闘。決してフロックではない。1400mでは03'04'年のNSTオープン(新潟)②着の実績があるし、追走も楽。引き続き注意は必要。
インセンティブガイ→1番人気となったダービー卿CTは⑪着と大きく信頼を裏切ったが、元々成績にはムラがある馬。そう気にする必要はなさそうだ。このレース、マイル重賞で実績(過去10年連対馬20頭中17頭が3着内あり)があった馬が良く来ており、東京新聞杯③着で該当。巻返しが有望だ。
フジサイレンス→外から豪快に差し切った東京新聞杯。重賞ではワンパンチ足りない印象もあったがあの一戦で払拭した。ただ持ち時計が優秀ではないだけに、時計が速くなると不安だが、午後から雨の予報はこの馬にプラスに働きそうだ。
シンボリグラン→夏には海外遠征のプランもあるように期待の大きい馬。ここ2戦は何れもスタートミスであと一歩が詰めきれずにいるが、負けて強しの印象も強い。4走前に府中の1400mのオーロCを制しているように、距離の延長も問題なし。まともに走れば当然纏めて面倒が見れる器だ。
…⑩ニシノシタンローエングリンが控えるためここは主導権が主張できそうだが、府中の長い直線と坂はこの馬に不向き。昨年同等(⑤着)の成績を想定したい。
…⑪プレシャスカフェ→GⅠ(昨年の高松宮記念)で一番人気に支持されたように潜在能力は確かだが、良績はあくまで1200mに集中。久々でもあり静観視が妥当。
⑫オレハマッテルゼ→若干メンバーには恵まれたが見事高松宮記念を制覇。それ以来の競馬となるが、調整は順調のようだし、元々1400m(1・2・1・0)と府中(4・4・2・1)に最も実績があった馬。昨年(②着)より2キロ斤量は重くなるが、マークは必要だ。
…⑬グランリーオ→準OPながらこの条件で圧勝歴(3馬身)があるように適性は十分だが、今年に入って1400〜1600mで⑩⑭⑮着と二桁が続いている。GⅢならまだしもGⅡでは疑問。
…⑭アルビレオ→中山、京都、阪神ではGⅢ〜OPで②着があるものの、府中の重賞では⑤⑩④④着と今一歩足りない現状。中1週〜連闘〜中2週で上積みも期待し辛い。